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2007-09-16

有銘の坂

 本番までに1度は走っておきたいと、本日のヤンバル練に参加。
結果は惨憺たるものだった。


 いつものように名護21世紀の森公園に集合。
出発は7時ということだったので5時過ぎに自宅を出た。
昨日の天気予報では曇りだったが、今日になって終日雨の予報に変わっている。
どうも沖縄近海にいる熱帯低気圧の影響らしい。
21世紀の森公園から望むヤンバルの山にはすでに雲が低くたれ込んでいた。

 7時チョイ過ぎに出発。
隊列を組んでいざ、与那へ。
途中路面はぬかるんでところどころ水たまりもある。
そこを通過するたびに前を走る自転車のしぶきが顔に当たる。
あっという間にめがねが跳ね上げられた泥で視界不良になった。
そうこうしているうちに雨も降り出した。
「うーむ、今日の練習は厳しいものになるな」
そう感じながらなんとか集団に付いていった。

 与那に入った。
いつもならここで怒濤のごとく我先にと駆け上がっていくひとたちが今日はゆっくりと上り始めた。
それでも早々とちぎれた自分は久しぶりの与那を淡々と上った。
いまだクマゼミが鳴いている。
残暑というよりまだ盛夏だろう。
最初の休憩地点である普久川(ふんかわ)ダムに到着。
急いで水分補給、と練習時用財布から千円札を取り出して自販機に投入。
何度やってもはき出される。
挟まってとれなくなるのも困るが、一度飲み込んだ紙幣をはき出すあの仕草はいかにも人間を馬鹿にしている。
見かねたT成さんが小銭を差し出してくれた。(今度お返ししますね。)

 北へ向かうグループが先に出た後、ショート組の我々も出発。
次の中継点は高江。
このあたりまではちぎれつつもなんとかほかのメンバーが見える範囲で付いていった。
途中、パンクで止まったS々木さんを手伝う。
手伝ったのはいいが、こっちがあまりにヘタレなので高江までの道のりでかえって迷惑をかけてしまったようだ。

 さて、高江に着いたところで大腿部がピクピクいいだした。
「ん?!、まずいな。」
こんな感じは久しくなかったはず。
休憩中、塩やスッパイマンでミネラル補給。
まだ、高江。
先は長い。

 高江を出発直後にまたS々木さんのパンクが判明。
どうもタイヤの小さなガラス片を見逃していたらしい。
チェックしたつもりだったが私の指もあてにならんなぁ。
で、全員でチューブ交換。
再出発。

 最初は下り基調、先ほどピクついた脚もどうもないので皆にくっついて走っていく。
それにしても暑い。
息をするのも暑い感じだ。
次第に先行集団から後れはじめ、平良あたりではだいぶ前が空いてしまった。
どうにもスピードに乗れないのでほかのメンバーには先に行ってもらい、ゆっくり後を追うことにした。
ゆっくり、ゆっくり。
慶佐次の売店でなくなったボトルを補給し、再出発。
このときにはすでに脚がパンパンになっていた。
それでも先を目指して走る。
すでに、前方には誰の姿も見えない。

 ボーッとしながら走っていたらいつの間にか源河への右折路に来ていた。
そう、ここが有銘の坂。
最後の試練の場。
練習不足で完全にスタミナ切れであったが、ここを超えないと名護には帰れない。
坂にかかる。
と、突然両大腿前面がビキッとして堅くなった。
「イテーッ」
膝伸展のまま脚が動かなくなってしまった。
初めて脚を付いた。
やっとの思いでクリートを外し、自転車を支えにゆっくりしゃがむ。
痛い。
それでも攣った大腿四頭筋をのばすには膝を曲げて、身体を後ろへそらす必要がある。
すぐに立ち上がるとまた攣ってくる。
しかたなくそのまま休憩。

 落ち着いたところでまた乗り始めるもほんのちょっと登り始めたところで再び脚が攣り始めた。
どうも自転車をこいでいくことは無理そうだ。
「よし、歩こう」
この後、有銘の坂を歩いて超えることになった。
はじめて有銘の坂を歩いた。
いつもは自転車をこぐのに一所懸命で周りがどうなのかまったく気にもかけていなかったが、おかげで少しは様子がわかったように思う。
どんな風に坂が続いているのか。
あのカーブの先がどうなっているのか。
これはこれで収穫。
 歩いている途中でロケッツのメンバーが声をかけてくれた。
そのおかげもあってなんとか有銘の坂を登り切り、あとは名護まで自走。

 源河付近からは再び雨。
びちゃびちゃになりながらも一路、21世紀の森公園を目指す。
伊差川を超えて小さな丘を越えている途中でO城さんからケータイに連絡が入った。
あまりに私が遅いので心配して連絡してくれたようだ。
実は最後のこの坂でも脚が攣って、歩道に降り立ったところでケータイが鳴った。
ここまで来て収容もしゃくだったので自走でもどることを宣言。
なんとかヘロヘロになりながらも21世紀の森公園到着。
長時間待っていてくれたメンバーにはただただ頭を下げるのみ。
待たせておいたにもかかわらず、予定より大幅に到着が遅れた自分は午後の予定が押していることもあって恒例のウチナーそばを一緒に食することができなくなってしまった。
なんともわがままなことをしてしまった。

 「練習は嘘をつかない」とはよく言われること。
「練習を積んだものは必ずやその成果を発揮し、見合った成績を残せるものである。」
というのが本来の意味なのだろう。
実は、もう一つある。
つまり、
「練習しなかった者はいくら望んだところで実力以上のものが出るわけもなく、思い通りに動かない自らの身体と練習しなかった日々を恨みつつ走ることになる。」
というのもあるようだ。
過ぎ去った時間は取り戻せないが、本番までの貴重な時間を有効に使っていきたい者である。

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最終更新日時:2007年09月17日 07:16:14


有銘の坂

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Comments

みっきい
な!さん、お久しぶりです。
自分も85キロ組みですが、やんばるで練習できてないのがこわいですね。
あのコース、速さよりスタミナを要求していますね!
time2007-09-17    Host: FLA1Acs230.osk.mesh.ad.jp - 60.237.82.230

tandega-山城
 お疲れさん。私は今年まだヤンバル練やってない。ガクガクブルブル。

な!
みっきいさん、ブログから察するに身体の絞り込みも順調で、なんといってもいろいろなレースを楽しんでおられる様子。
今年は例年にもまして調子が良さそうですね。
time2007-09-18

な!
山城さん、お久しぶりです。

これほど短期間に、あれほど多くの閣僚やら事務次官、果ては首相まで責任放棄する自体ではヤンバル練に参加する時間もとれないでしょう。
それどころか、うちに帰る時間さえないんじゃないですか?

それでも山城さんのことだから本番には調整してくるのでしょうね。
time2007-09-18

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2008ツールド沖縄 85キロ
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